Kenji Kita's Biography
以下の北研二の略歴は、偉大なる 高山 幸秀大先生 に書いて頂いたものです。

1957年 12月13日 金曜日の生まれ。その生い立ちからすでに神々への背 信を身上とし、悪魔の愛でし人として幼年期をすごす。少年期の横顔について は明かにされていない。

1976年早稲田大学理工学部数学科に入学。集合論の美しさに魅せられ、ゲー デル、コーエン、竹内らの巨人がキラ星の如く輝く数学基礎論の世界に没頭す る。

1983年数学を断念。より形而下のコンピュータ・サイエンスに活路を求め るべく、計算機の名門沖電気工業株式会社に入社。当初、総合システム研究所 アーキテクチャ研究室にて、 素数表の作成、データフロー・マシンの基本方式 の研究に携わるが、人工知能、特に自然言語処理の研究こそが、コンピュータ・ サイエンスの真骨頂だと悟り、総合システム研究所人工知能研究室に転じる。 しかしながら、Natural Language Machine (NLM)、Elle システム、文文法 etc.と、気宇壮大の悲しき宴の如き研究の日々に怪しい情念の炎をたぎらせな がらも、常にデカダンスの香りが断ち切れなかったのは、ひとえにかつての悪 魔の祝福をなつかしむが故か?

転機は1987年の国際電気通信基礎技術研究所(ATR)への出向とともにおと ずれる。"超一流とは何か?"がどこまでも明らかな清新なエーテルを呼吸し、 間もなく「音声処理に自然言語処理の手法を導入すべし」という天啓を得る。 悪魔の祝福は復活した。おびただしい数の論文の発表、カーネギーメロン大学 招聘研究員、数々の受賞、早稲田大学での博士(工学)号取得 ... そして1992年に 徳島大学工学部知能情報工学科講師(のち助教授、さらにのち教授)に転じる。娘と クワガタ 虫採集に興じるさまを見て「40才の声を聞くによもや神をなつかしみ始 めたか」といぶかる凡夫どもに、 "Welcome to Kita's World!" の仮想空間(Webホームページ)から容謝なく地獄の哄笑をあびせつつ現在に至る。